手放せないデイリーウエア
1995年に塩谷兄弟によって、設立されたWAREHOUSE(ウエアハウス)。
「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」というテーマを追求し続けている。
一着のヴィンテージをそれが生産された時代の背景を考察し、糸の一本から生地、縫製、そして洗い加工に至るまで徹底的に研究。
また、ただ復刻するだけではなく、生産された当時の無骨さやブルーワーカーのためのワークウェアであった背景などを重んじ、ヴィンテージ古着の風合いを消さないようにサイズアレンジにも積極的に取り組んでいる。
単なるリプロダクトブランドとは異なる、極限まで突き詰めた製品作りへの姿勢は他に類を見ない。
ファッション業界はもちろんのこと、多くのデニム好きやアメカジ好きからも支持を集め続けているブランドだ。
20世紀前後から寒冷地での活動において優れた防寒性を持つ機能的なアンダーウェアとして、アウトドア愛好家や軍隊によって使用され始めたと言われるサーマルシャツ。
実際に戦時中、寒冷地で従事する兵士たちへ支給されていたことからも高い機能性を有していたことが窺い知れる。
当初はただの下着という位置付けだったが、やがてその機能性とユニークなデザインからファッション業界からも注目されるように。
僕は肌が弱いので防寒アンダーウェアとして国民的な存在であるヒートテックのような化繊素材は着たことがない。
代わりに古着が好きだったこともあって、昔から今でもサーマル一筋。
ウエアハウスからリリースされたのは実用的な暖かさはもちろんのこと、オールド感のある雰囲気も漂う縦目編みで仕立てられたクルーネックサーマル。
特徴的なのは50年代頃の亀甲編みと呼ばれる仕様を再現していること。
ニットの基本的な編み地である天竺編み(平編み)やスウェットやパーカーでよく用いられる裏起毛よりも、この亀甲ハニカムは保温性と伸縮性に富んでおり、よりタイトに身体にフィットしてくれる。
肌触りの良い柔らかな生地に、4本針の縫製も相まって着心地はストレスフリー。
さらに首周りは2本針のバインダーネック仕様となっているから、ヘビーユースしても型崩れやヨレの心配も少ない。
首周りと袖口のリブは伸縮性が高く、冷気の侵入を防いでくれる。
ヴィンテージのサーマルでもみられるように袖口のリブはやや長めに。
着丈もタックインした際に内部でずれる事がないよう、長めのパターンが取られている。
コットン100%、かつ未洗いのため、洗うと身幅が結構縮むが着用することで適度に伸びが生まれ、洗濯でまたその分が縮む。
このなんでもない日常のサイクルを繰り返していくことで、身体へのフィット感が増していき、やがて変えが効かない存在となっていく。
寒い季節はオーソドックスにネルシャツ、スウェット、ニット等のインナーに。
春先や秋口は半袖Tとのレイヤードがおすすめ。
女性なら一枚で着てもカワイイ。
カラバリも豊富なので、イロチ買いする楽しみもある。
持ってると何かと重宝する一枚だ。