柄で魅せる、もうひとつの定番。
NEPENTHES(ネペンテス)の代表兼デザイナーである清水慶三氏によって1995年に誕生したブランド「NEEDLES(ニードルズ)」。
ブランド名「NEEDLES」は “Need-less(必要以上のものはいらない)” に由来する。
多様なカルチャーやスタイルを横断しながら、NEEDLESならではのフィルターを通して再構築。
ブレることのない独自の美学で、唯一無二の世界観を確立している。
その世界観に惹かれる著名人も多く、ASAP RockyやBTSのJUNG KOOKなどのアーティスト、国内では滝藤賢一や菅田将暉、あいみょん、藤井風といった面々が愛用していることでも知られている。
中でもブランドを象徴するアイテムがトラックパンツだ。
ポリエステルジャージー素材を使用したこの一本は、抜群の伸縮性と通気性を備えストレスフリーな穿き心地が魅力。
鮮やかなサイドラインや蝶の刺繍など、スポーツウェアの枠にとどまらない独創的なデザイン性も評価されている。
かく言う僕自身もトラックパンツの虜になった一人。
理由はとにかくラクで、穿いた瞬間に虜になる心地よさ。
デニムやコットンパンツのように膝が抜けたり生地が傷んだりしにくく、洗濯してもすぐに乾いて型崩れもしない。
またセンターにクリースの入ったデザインと素材特有のドレープ感によって、ジャージでありながらどこか上品な印象も併せ持っている。
気付けばカラー違い・素材違いで10本以上も所有しているほど愛用している。
サイドラインの定番モデルも大好きだが、
中でも密かに楽しみにしているのが、毎シーズン異なる柄で展開されるジャカード素材のモデル。
このモデルが初めて登場したのは2017年。
きっかけは70年代のアメリカのファッションスタイルで、日本では一部の若者の間で流行った「ニュートラ」というスタイル。
テーラードジャケットに総柄のジャカード素材で作ったLポケットのフレアパンツを合わせる、ニュートラ定番のスタイルがずっと好きだったという清水氏が、その雰囲気をトラックスーツに落とし込んだのだ。
今シーズンはPlaid、Blackjack、Patchwork、Arabesque、Flowerという5つの柄を展開。
いずれもジャカード織りならではの立体感があり、一見クセが強いようでいて、穿いてみると驚くほど自然に馴染む。
派手すぎず地味すぎず、NEEDLESらしい品と遊び心のバランスが絶妙だ。
サイドラインを排したデザインは柄の存在感を際立たせるための設計。
センタークリースやドレープ感のある生地と相まって、見た目はスラックスのような上品さをまとっている。
それでいて素材はあくまでジャージー。気兼ねなく穿けて、扱いやすさも申し分ない。
スタンダードなストレートシルエットは、細すぎず太すぎずの絶妙なバランスで革靴にもスニーカーにも好相性。
ウエストは内側のドローコードで調整可能で、スタイルに応じてフィット感も自在に変えられる。
柄物に挑戦してみたいけれど難しそう…という人にこそおすすめしたいのがこのモデル。
トラックパンツでありながら、ドレスにもカジュアルにも振れる懐の深さがある。