カジュアルに潜む上品さ。
SEVEN BY SEVEN(セブン バイ セブン)は、2015年にスタートしたブランド。
ヴィンテージを源流としながら、その希少性や年代ではなく、“モノそのものの価値”に目を向ける独自の姿勢で服作りを続けている。背景にあるのは、ゴールドラッシュやカウンターカルチャーの街、サンフランシスコ。この街の面積「7マイル×7マイル(49平方マイル)」に由来するブランド名が示すように、特定のスタイルに縛られない自由な視点が通底している。
デザイナーの川上淳也氏が大切にしているのは、マニュアルや定型に頼らず、素材と向き合いながら“今”の価値を形にすること。
それは、ただ過去のヴィンテージをなぞるのではなく、時代を超えて残る「感触」や「空気感」を、現代のバランスで引き出すアプローチでもある。
特殊なアンティーク加工で、長年着込んだかのような風合いを纏ったゴートスエードのカバーオールジャケット。
アメリカを代表するワークウェアの名作をモチーフにしながら、SEVEN BY SEVENが独自の解釈で再構築した一着だ。
大きなポケットやワークらしい直線的なパターンはそのままに、シルエットはブランド独自にモディファイ。ワイドすぎず、土臭さを残しながらもすっきりとしたラインに仕上げている。レザーならではの存在感が加わることで、親しみやすいデザインに上品さが宿った。
素材には柔らかく滑らかなゴートスエードを採用。軽量で耐久性があり、型崩れしにくいため気兼ねなく羽織ることができる。アンティーク加工と相まって、着込むほどに独自の深みを増し、唯一無二の表情を生み出していく。
同素材のパンツと組み合わせれば統一感あるスタイルが完成するのはもちろん、異素材のボトムスとも自然に馴染む。ワークとモードの間を自在に行き来できる懐の深さを備えた、まさにブランドの世界観を象徴する一着だ。