PAINTER'S PAINT STAINED PAINTER PANTS|ペインターズ ペイント ステインド ペインターパンツ

道具としての衣服。

2017年「Diggin’ In The Crates」というコンセプトのもとBOW WOWをスタート。
ブランドが追い求めるのは、ただの服ではなく、「自分だけの最高の一着」に出会った瞬間に感じる、胸が高鳴るあのときめき。
その一枚は、無理に華やかさを求めることなく、自然に心を掴んで離さない。
使い込むほどに深みを増し、愛着が育まれる。またそれが、デザインとして昇華されたエイジング。
そんな「古びた美しさ」と「愛嬌」が、BOW WOWのアイテムには息づく。
BOW WOWの服は、単なる日常の一部ではなく、着るたびに新しい物語を紡ぐ、あなたらしいパートナーとなることを目指しています。

高度経済成長と郊外化により、建設業や製造業の雇用が増加し、ワークウェア需要が戦後ピークに達した1950~60年代。
アメリカではCarharttやLee、PAYDAYといったワークブランドが全米に流通網を広げ、ペインターパンツは現場で働く労働者の象徴的なユニフォームとなっていた。

このモデルはそうした時代を背景に製作されている。
1970年代に入りペインターパンツがファッション用途として広がる以前の、無骨さが色濃く残る佇まいを表現。
ツールポケットやハンマーループといったワーク特有のディテールが生きており、当時の実用性と剛健さをそのまま感じさせるデザインだ。

ペンキ屋が着用していることを意識せず、ただ日々の作業で履き続けた結果として自然に刻まれるペンキ跡や擦れ。
そのリアルな使用感をBOW WOW独自の加工で再現している。
単なる装飾ではなく、労働の積み重ねが作り出した経年の表情こそが、このパンツをファッションとして際立たせる大きな要素になっている。