クラシック × 機能 × ギミック
MODMNT(モドメント)は、NANGAが2025年秋冬シーズンよりスタートしたブランド。
名称は「Module(組み合わせ)」「Mode(流行)」「Equipment(装備/道具)」「Element(要素)」を組み合わせた造語「Modulement」に由来する。
デザインを手がけるのは、ニューヨークを拠点に活動する鈴木 大器。
NEPENTHES AMERICA(ネペンテス アメリカ)の代表であり、1999年にENGINEERED GARMENTS(エンジニアド ガーメンツ)を立ち上げた。
2008年にはCFDAベストニューメンズウェアデザイナー賞を受賞し、翌年には日本人として初めてCFDAの正式メンバーに選出されている。
MODMNTでは服を部品のように捉え、組み合わせやレイヤリングによってスタイルを構築するアプローチを展開。
ファッションでありながら道具のように使える、新しい“拡張性のあるウェア”を目指している。
フィルソンのダブルマッキーノやヴィンテージのマッキーノジャケットをベースに発想したダウンジャケット。
もともとマッキーノジャケットは、アメリカ北西部で伐採労働者たちが過酷な環境の中で着用していた防寒アウターがルーツ。
厚手のウール地と耐久性に優れた作りで、雨風や寒さから身を守るワークウェアとして発展した。
やがてハンティングやアウトドアの分野にも広がり、アメリカンワークの象徴的な存在として受け継がれている。
そのマッキーノの構造美と機能性を踏襲しながら、MODMNTは現代的な素材とダウン構造で再構築。
スナップやベルクロを排し、ボタンとボタンホールによるクラシックな仕様を採用。
素材には防水透湿素材のAURORA-TEXと難燃素材のHINOCを組み合わせたハイブリッド構造を採用しており、質感の異なる切り替えが印象的な表情を生み出している。
上部のスナップフラップを開くと、隠しジップポケットが現れる。
ヴィンテージのマッキーノに見られる切り替え構造を踏襲しながら、ジップを備えた収納として再構築したMODMNTならではのギミックだ。
背面にはマッキーノらしいユーティリティポケットを備え、実用性とデザイン性を両立している。
中綿には760FPのスペイン産ホワイトダックダウンを150g封入。
軽さと高い保温性を両立し、冬季の厳しい環境にも対応する設計となっている。
クラシックなワークウェアの意匠を受け継ぎながら、NANGAの技術によって現代的な快適さを備えた一着だ。