デザインが意味するもの。
THRIFTSHOP / スリフトショップ は、アメリカの郊外によくある地元に愛されるお店。
ヤードセールのようでいて、フリーマーケットのようで、みんなが集うコミュニティーのようでもあります。
ヴィンテージ、古着、ときには誰かの思い出がつまったカレッジアイテムや制服まで、ラックに並ぶことも。
店番は、近所のおじいちゃんやおばあちゃん。
「調子は、どう?」「何か、いいものは見つかった?」なんて会話もはずむ、温かい場所。
THRIFTY LOOK / スリフティールック は、「古着」という意味です。
でも、私たちのアイテムは古着というわけではありません。
愛着をもって使えるベーシックなアイテムを選び、古きよきアメリカのスタイルに敬意をこめて
THRIFTY LOOK / スリフティールックの「しるし」をつけました。
Welcome to our THRIFT SHOP!
自分だけの、新しい THRIFTY LOOK / スリフティールック を選んでみてください!
1961年から1963年にかけて、ドイツ・カイザースラウテルンに駐屯していたアメリカ軍 第25通信大隊に関するスーベニアジャケットを再現した一着。
カイザースラウテルンは、現在もラムシュタイン空軍基地を擁する、世界最大級の在欧米軍拠点として知られる地域だ。
アメリカ本土ペンシルベニア州を拠点とする部隊がドイツに駐屯していたという背景は、「PENNSYLVANIA」「GERMANY」「KAISERSLAUTERN」といった地名の刺繍から読み取ることができる。
それらは単なる装飾ではなく、当時の部隊の行動範囲や所属を示す記録としての意味合いも持っている。
背中に配された赤い鳥のようなキャラクターは、通信部隊に多く見られる“通信線を引く鳥”をモチーフとしたもの。
前線と後方を結ぶ役割を担っていた通信部隊ならではの意匠であり、部隊独自のアイデンティティを象徴する図案として用いられてきた。
袖に刺繍された「NEVER AGAIN」という言葉は、「二度と繰り返さない」「決して再び起こさない」という意味を持つ強いメッセージだ。
戦争や特定の出来事に対する思いや決意を示す言葉として用いられており、スーベニアジャケットが単なる記念品ではなく、記憶や感情を背負った衣服であったことを物語っている。
THRIFTY LOOKは、こうしたアーカイブの背景と意匠を踏まえつつ、現代の視点で再構築。
当時の文脈を尊重しながら、日常の装いとして取り入れやすいバランスへとデザインアップしている。
シルエットは、ボリュームのある直線的なラグランスリーブを採用したオーバーシルエット。
スカジャン特有の丸みを活かしつつ、現代的なリラックス感のある佇まいに仕上げている。
素材には落ち着いた光沢感が特徴のベロア素材を使用。
裏地にはポリエステルサテンを採用し、軽量で袖通しの良い仕様となっている。
光沢感のある表情を持ちながら、スーベニアジャケットらしい着用感を備えた構成だ。
襟と袖口はリブ仕様。
ヴィンテージのスーベニアジャケットに見られるディテールを踏襲している。
スーベニアジャケットという存在、そしてそれが意味してきたもの。
そうした背景に触れることで、この一着を着るという行為にも、確かな意味が立ち上がってくるのではないだろうか。