究極下着の決定版
Olde Homesteader(オールドホームステッダー)がスタートしたきっかけは、半世紀以上も前にアメリカで作られていたデッドストックのアンダーウェア。
仕立ての良いシャツの様に美しいステッチワーク。
伝統的で少しゆったりとしたシルエットに素朴で味わいのある生地。
そして何よりも、肌に触れた瞬間に感じる心地よさ。
それは、いわゆる古き良き時代を象徴するもののようでもあり、大量生産が常識となった今だからこそ必要なもの。
日常で何気なく使われている「モノ」の本質に向き合い、本当にいいと思えるプロダクトだけを作っているジャパンブランドです。
そんなオールドホームステッダ―のものづくりは実直だけど独特。
かつてこれほどまでに作りこまれた下着があっただろうか。
元となったのは、これまたビンテージで1930~1940年代のイギリス軍の下着。
なんと完成までに3年の月日を要している。
生地に使用したのは最高級ランクのスーピマコットン。
柔らかくしっとりとしているからとにかく肌触りが優しい。
さらに他のインナーシリーズよりもほんの少しだけ太めの糸を使い、細やかに編まれている。
横方向にしなやかに伸びて、キックバックが強いから、自然とゆっくり馴染むのにヘタレにくい。
そして特徴的なのが裏面の微起毛!
この裏起毛、一見よく分からないほどの"微"起毛なのだけど、肌に触れるとその違いは歴然。
普通の起毛をふわふわとすると、この微起毛はなめらか。
例えるなら、キメの細かい生クリーム。
縫製はというと、本格的なデニムパンツに匹敵するほどに手が込んでいる。
腰裏の縫製は、チェーンステッチ。
なんとこのショーツを縫製するために、ミシンを改造したそう。
使用した糸は全て独自に染めた綿糸。
裏側もフラットシーマだから凹凸もなく、綿糸だから肌へも優しい。
一般的なものは、ウエストのゴムで固定する。
ところがこのショーツ、下着としては珍しくゴムは一切使用していない。
生地自体の高いキックバックで、全体的に優しくフィットしているのだ。
だから、ウエストだけで固定する場合と比べて、ストレスが格段に少ない。
実際に穿いてみると、この違いが実に大きい。
サイズの微調整は両サイドに配置されたリボンを結ぶ仕様。
マチを折りたたむことによって無段階に3インチ程度調整できる。
下着としてはいわゆる高級な価格帯だと思う。
でも、この作りでこの価格であればむしろ安いとすら感じる。
もちろん、その穿き心地はお墨付き。
分かりやすいブランドも良いけれど、こういう質の良い下着を揃えることこそ究極の贅沢に違いない。
サイズは30、34、38の3サイズ。
パンツのサイズが30-33インチの場合は30、34-37インチは34、38-41インチは38サイズがオススメだ。