油・断・禁・物
原宿の小さなマンションで誕生したLENO(リノ)。
LENOのものづくりはビンテージを元に製造時の歴史や背景を紐解くところから始まる。
生産の過程や素材の風合い、なぜそのようなデザインになったのか通常ではありえないくらい深く掘り下げている。
でも、ビンテージのアイディアソースをそのまま表現しているかというと、少し違う。
一度、デザイン自体を紐解いてからLENOというフィルターを通して再構築されているのだが、これが秀逸。
ビンテージがベースでありながらどこかモダンで新しい。
使用している素材も妥協を許さず、時間をかけた極上のものばかり。
そのデザインが注目されがちだけど、縫製から使用している素材、原料を見るとさらに本気度が伝わってくる。
今回のレギンスも、質の良さが際立つアイテム。
使用しているのは繊維の長さを丁寧に整えたコーマ糸の度詰めリブ素材。
上品な艶は高級感のある仕上がり。
柔らかいから履き心地も良い。
肌触りはサラリとしていて程よいキックバックがあるから、きちんと感もある。
裾にはスリットが入っていて、脚の形もキレイに見せてくれる。
カラーはシンプルでとにかく合わせやすいブラックと、気品が漂うグレージュの2色。
ワンピースやドレスにも、オーバーサイズのトップスにも、使い勝手の良さはお墨付き。
ついつい気を抜いてしまいがちなレギンス。
でも意外とこういうところで差がつくから、油断は禁物。
コーディネートに及ぼす影響は、ワンピースと同じくらい大きいかもしれません。
こだわりのLENOのレギンスなら、コーディネートを格上げしてくれること間違いなしです。