エコ・モード
「本当に自分たちが欲しいもの、所有したいものだけを作っていく」。
そんな挑戦的創造開発をコンセプトに2006年に日本でスタートしたSUICOKE(スイコック)。
名だたるメゾンとのコラボを行ったり、世界の著名人が愛用していたり、最先端のファッションブランドとして君臨している。
日本でもその人気は高いのだが、欧米での知名度の方はさらに高いという何とも珍しいブランドだ。
そんなスイコックから2022年にリリースされたのがSUICOKEECO-LINE(スイコックエコライン)。
フットベッドの原料となっているのは、サトウキビ。
ブラジルから供給されたサトウキビは完全に再生可能な資源。
急速に成長し、大気から炭素を連続的に除去してくれる。
しかも、高く長期間持続する抗菌効果を持っているから、暑い日でも気兼ねなく衛生的に履くことができる。
アウトソールはブランド発足当時より築き上げたVibramとの強力なパートナーシップにより、他の製造工程で使用されていないECOSTEPEVOテクノロジーを利用。
最低30%のリサイクルVibramラバーで構成されている。
もちろんエコなだけではない。
濡れた路面と乾いた路面の両方で耐久性を高めグリップを向上させているという何とも優れたソールだ。
アッパーの大部分は製造時の廃棄物から作られている。
例えば、糸や織りの処理中に未使用の糸や布。
サンダルのナイロンテープやステッチ、ブランドラベルも100%リサイクルされたペットボトルから作られている。
しかもジャパンブランドらしく、僕ら日本人の足型に合わせて設計されている。
だからアーチサポートもしっかりフィットしてくれる。
フットベッドのアーチサポート、踵、つま先部分は例えるなら猫の肉球。
柔らかくプニプニと反発しバネの様に気持ちよく歩行をサポートしてくれる。
足指の付け根のサポートは前滑りを軽減してくれるから、アクティブな動きもお手の物。
アッパーはシンプルなスリッパ型。
ただし、2本のストラップで調整できるからフィット感も確保できる。
ラフな履き心地や脱ぎ履きの簡単さが特徴のスリッパ型にフィット感も加われば、無敵というもの。
今まで、オシャレのためなら履き心地は我慢するとか、今日は歩くからこのサンダルは履けないとか。
我慢することは何かと多い。
でもこのサンダルならそんな我慢も必要ない。
デザインも履き心地も機能性も、全てを貪欲に追い求めた結果がこのカタチだ。