”エクストラ”
Olde Homesteader(オールドホームステッダー)がスタートしたきっかけは、半世紀以上も前にアメリカで作られていたデッドストックのアンダーウェア。
仕立ての良いシャツの様に美しいステッチワーク。
伝統的で少しゆったりとしたシルエットに素朴で味わいのある生地。
そして何よりも、肌に触れた瞬間に感じる心地よさ。
それは、いわゆる古き良き時代を象徴するもののようでもあり、大量生産が常識となった今だからこそ必要なもの。
日常で何気なく使われている「モノ」の本質に向き合い、本当にいいと思えるプロダクトだけを作っているジャパンブランドです。
アンダーウェアのブランドとしてモノづくりを極めていたオールドホームステッダーが手掛ける極上のジャジー生地。
その生地を使用したシリーズが"エクストラ"コットンジャージーだ。
無骨なまでに品質に厳しいオールドホームステッダ―がエクストラと謳う生地は普通ではない。
使用した素材はスヴィンをベースにブレンドしたコットン。
それを特殊紡績し、ゆっくりとテンションをかけずに編み上げている。
スヴィンと言えば高級綿として知られる超長綿の中でもさらに希少な超々高級綿。
どのくらい希少かというと、世界で生産されているコットンが年間約2,500~2,700万トンなのに対し、スビンコットンはわずか200トン。
割合でいうと全体の0.0008%ほどしかない。
そんな貴重なスヴィンの艶はシルクの様に上品で美しく、肌触りはカシミヤの様にしっとりと柔らかい。
触るとツルツルしている。
ところがコレは、違う。
とろける様に柔らかいのに、サラサラとドライな質感なのだ。
コットンを知るものであればあるほど、この生地の価値に気づくはず。
スヴィンを使用していながらそれを推してもいなければ、その質に頼ってもいない。
スヴィンを素材として、別物の極上の生地を生み出しているのだ。
実際に着てみるとその凄さを実感する。
鹿子編みになった裏目は、肌との接地面が少ないから汗ばんでもベタつかない。
あくまでもサラリとしているのに、肌の上をとろけるように柔らかい。
一目でその質の高さがわかる。
まさに”エクストラ”コットンジャージーなのだ。
そんな生地を使用したクルーネックがコレ。
ヴィンテージをベースにしたシルエットは首まわりが少し幅広。
肩は少し落としたドロップショルダー。
ヴィンテージらしさが散りばめられていながら、合わせるものを選ばない。
それはまさに贅沢な日常着。
一度知れば、一年中ワードローブの主役となることは間違いないだろう。
通常、モノづくりを行う時には販売したい価格だったり、時期だったり、展開したい品番数に縛られる。
例えば1万円で売りたい時は、原価もそれに合わせるからそれ以上の素材は使わない。
売りたい時期が決まっているから、限られた時間の中で試行錯誤する。
展開したい品番数が決まっているから、100%じゃなくてもラインナップに加わるものが出てくる。
普通のブランドであれば、そういう色んな規制があった上でモノづくりをする。
でも、オールドホームステッダーは違う。
どんなに売れると分かっているものでも、納得しないものは絶対に作らない。
商品を構成する1本の糸、その糸の素材や太さやピッチ。
どれか1つでも気に入らないものは、容赦なくボツにする。
とにかく、針の穴を通すかの如く全て徹底しているのだ。