世界最高峰のクロコダイルレザー
僕たちはショップでありながら、別注商品やオリジナル商品の企画や開発も行っている。
だから商品を選定するときには、使われているパーツの形状やデザインの年代、素材の加工や出どころまで細かく見てしまう。
そうすると、極まれにその全てに理由を持つモノに出会うことがある。
それがローリングダブトリオだ。
GLEANERSはかなり人気のモデルだが、これはかなり特別な一足だ。
まず使用したレザー。
世界で20社、現在日本では5社のみしか認可されていない塩漬けの生皮から一貫して生産をするクロコダイルを主体としたエキゾチック専門タンナーと開発した水染め素上げのクロコダイルレザーを使用。
クロコダイル鞣しは皮の繊維構造が緻密なため加工や染色には特殊な工程が50以上も掛かり、なんと完成までに2~3ヶ月もの期間がかかるのだ。
そんな最高峰のクロコダイルレザーをさらにコントラストがはっきりとした個体を厳選し、贅沢にも1足に2頭分使用している。
これだけでこのブーツがいかにスペシャルなプロダクトであるかが伝わるはず。
そしてデザイン。
エレガントなサイドジップブーツの代表格、サンローランのチェルシーブーツの様な華奢なイメージはない。
エレガントでありながら、ワークブーツメーカーらしい無骨さも兼ね備えている。
アスリートは下半身が大事と言われるが、ブーツだってそれは同じ。
ナローなシルエットでありながらつま先は程よくシェイプ。
コバは張り出し、頑丈なステッチワークが施されている。
ヒールには革積み上げにBITLITEを。
ウエスタンモチーフながらもレザーソールではなく、耐久性、耐水性、歩行性も重視したVIBRAM#269を使用。
これは中性的なルックスの2枚目アイドルが脱いだらバキバキの体だったみたいなイメージ。
甲と踵の包み込む様なフィット感は心地よく、履き心地は格別。
最高峰の素材と最高峰の技術により完成したのがこの特別なグリーナーズだ。