表がない、両A面のスペシャリティ
ANATOMICAの代表モデルでもあるSINGLE RAGRANシリーズは英国を代表するブランドBurberry(バーバリー)のバルマカーンコートをモデルにしています。
バルマカーンコートは、ステンカラーコートとしても知られる古典派のスタンダードなコート。
そして、ピエール氏が多数所有している1960年代以降のバルマカーンコートを研究し、何年もの月日を重ね再構築されたのがこのSINGLE RAGRANなのです。
そうして、完成したSINGLE RAGRANは、なんと販売当初から一度もシルエットが変わっていません。
それは、トレンドに左右されることのないシルエットだから。
例えるならコートの原点回帰。
ANATOMICAのコンセプトをそのまま体現したようなコートなんです。
袖の縫い目は表に出さず、一枚袖でスッキリとしたラグランスリーブに。
アームホールと身幅はスッキリと。
裾に向かって大きく広がるAラインのシルエットは、動くたびに大きく揺らめく。
一度着れば、誰もがハッとするほど美しい。
余裕のある着用感は、英国のオーバーコートを彷彿とさせる着用感。
アームホールもゆったりとしいるから、インナーにジャケットを合わせても、厚手のニットを合わせても肩回りが窮屈にならない。
クラシカルな雰囲気でありながら、肩がこらない、気張らないシルエットが実用的で、単なるファッションアイテムではありえない。
SINGLE RAGRAN 2は、ツイード×ギャバジンのリバーシブル。
リバーシブルと言っても、このコートには裏がない。
どちらも本気、どちらも最高級の生地を使用した正真正銘の両A面なのだ。
ギャバジンは、高密度に織られたコットン地。
その高い密度により撥水性を持たせた天然素材で、少しくらいの雨や風なら防いでくれます。
ツイードはどれもピエール氏と寺本氏により厳選されたスペシャリティ。
質感からその柄の表現まで、こだわり尽くしの一品です。
ビジネスシーンから、フォーマルシーンまで、幅広く使える実用的な生地。
仕事中はギャバジンを表側に、終業後はツイードを表側にして1日で2パターンを楽しむなんてこともできちゃいます。
さらに、おもしろいのはツイード面とギャバジン面の裾を縫い合わせず、袋状にしていること。
これにより、間に空気を含むことができる。
そのおかげで、これほどクラシカルな面構えなのに保温力も高いんです。
決して安いものでは無いけれど、使い勝手は抜群だし、この風格は他に無い。
1枚あれば、ワードローブ全体が格上げされる。
そんな一生もののコート、手に入れてみませんか?