シャツを買うならINDIVIDUALIZED SHIRTS一択
INDIVIDUALIZED SHIRTS(インディビジュアライズドシャツ)は、創業から半世紀以上経った今も、カスタムメイドの分野でアメリカ国内シェア1位。
歴代大統領をはじめハリウッドスターやスポーツ選手にも愛される唯一無二のブランド。
そんなINDIVIDUALIZED SHIRTSに別注し、完成したのが本作だ。
INDIVIDUALIZED SHIRTSの最大の特徴といえば、立体的なアーチを描くボタンダウンの襟のロールと美しさ。
この美しさは、やはりボタンダウンならではなのですが、このシャツ、どう見てもボタンダウンシャツには見えないはず。
実は、ボタンホールを表側まで貫通させずに、襟の裏側のみに配置した特別仕様。
この小さなボタンが、見た目には干渉させずにあの美しい襟のロールを保っているんです。
まさに、襟の下の力もち!
そして、大量生産では行われない細かな縫製技術。
ヨーク(背中の切り替え)は通常であれば外側から縫製が見えてしまうのですが、
これをコンストラクションヨークという外側に縫い目が見えない袋縫いで仕上げています。
美は細部に宿ると言うけど、シャツの縫製はその最たるもの。
INDIVIDUALIZED SHIRTSと言えば、BROOKS BRATHERS(ブルックスブラザーズ)の黄金期である、
60~70年代にかけて、その名品と呼ばれるボタンダウンシャツを手掛けていたことでも有名なのですが、
当時のボタンダウンシャツは現行の7ボタンではなく、6ボタンでした。
その後、80年代後半にBROOKS BROTHERSが買収されると、6ボタンシャツ廃盤となり、現行の7ボタンへとシフトしました。
現在では幻となってしまったINDIVIDUALIZED SHIRTSが手掛ける6ボタンシャツ。
7ボタンの良いところはネクタイを締めたときに、結び目がちょうど第2ボタンの上になりキレイに見えること。
ところが、ネクタイをしていないときはどうかというと、第2ボタンまでしか開けないと窮屈な印象になってしまうし、第3ボタンまで開けるとだらしなく見えてしまう。
それに比べ、6ボタンだと第2まで開ければ、非常に自然でバランスがいい。
ネクタイを締めることを前提としない普段着なら、断然6ボタンの方が使いやすいんです。
シルエットはスタンダードフィットの身幅でありながら、着丈はクラシックフィットをやや短くさせタックインの調節がしやすい長さに。
どちらの良さもふんだんにいいとこどりした、正に別注ならではのスペシャルシルエット。
さらに、今回使用した生地がDAN RIVER(ダンリバー)社製のデッドストックファブリック。
たまたまデッドストックが見つかったかなり希少な生地。
シャンブレー生地独自の風合いといい、さらりとした肌触りが何とも軽快で心地よく、経年変化も楽しめる。
タックインしても良し、タックアウトしても良し。
ブランド名もトレンドも関係ない。
本当に質の良いものはどの時代もカッコいい。