草鞋の特性をリスペクトした唯一無二なレザーサンダル
"日本伝統の草鞋(ワラジ)は昔のスポーツサンダルである"という解釈から生まれたオールレザーのワラジサンダル。
京都の帯紐と同じ機械で一本一本革を編み、職人がすべて手作業で製作した極上のモデルです。
正直、非常に手間暇の掛かった一足。
草鞋の特性をリスペクトした かかとのホールド感はぜひ体感していただきたいです。
とオフィシャルサイトから転載しましたが、このワラジサンダルに初めて足入れした時、その未体験なフィッティングには感動を覚えました。
近代スポーツ、特に陸上の世界ではスパイクの進化と共にオリンピックレコードが更新されてくように、このワラジが江戸の時代に存在していたら宮本武蔵などの剣豪の身体能力を極限まで引き出せる魔術的な草鞋として全国的に伝播していた事でしょう。
およそハイテクとは程遠い日本伝統履き物の見た目ながら実際これほどまでに足にフィットするサンダルに僕は出会った事がありません。
サンダルの常識を凌駕する未体験なフィッティングは本気の全力疾走も可能なほど。
僕がこのワラジサンダルに惚れ込んだ理由は日本伝統履き物をモチーフにした見た目だけでは無く、紐を調整する事でオーダーメイドのような無段階調整なフィッティングが可能な所です。
裸足の時、厚手のソックスに合わせる時、長時間歩く時、ちょっと近所までリラックスして出掛ける時などありとあらゆるシュチュエーションに対応可能でスタイリングやシーンを選ばない正に無限大の可能性を秘めたサンダルだからです。
足を保護したりする本来の機能面と装飾品としての美意識を持った本物の履き物は時代やトレンドに左右される事がありません。
近年流行しているインジェクションサンダルみたいなただの消耗品とは違いあなたの生涯の伴侶となることでしょう。
TOKYO SANDALの一番の特徴は人間工学、足病医療の視点から追求した天板の形状にあります。
この3次元に整形された形状は、足骨格を安定させ快適な歩行をサポートし色々な足の痛みを軽減させます。
アーチはユッタニューマンやオールデンのモディファイドラストのような所謂突き上げられる感覚ほど強く無く平均的な日本人の土踏まずをサポートしてくれる感じで個人的な感想だとユッタニューマンのアーチの盛り上がりが10だとしたらトーキョーサンダルのアーチは4~5くらいに感じます。
それ系のサンダルやシューズを長時間履くと痛みが出る方には特にオススメです!
またこの複雑な形状は2枚のベンズ(厚い牛革)のみで整形されています。
これは木工加工でいう成形合板の製法でありスケートボードの作り方をリスペクトしています。( 日本では”天童木工 社”が柳宗理氏デザインの”バタフライスツール”をこの製法で製作販売していることで有名です。)
TOKYO SANDALはこの製法を革に応用し適度な屈曲と”しなり"を実現させ、歩行道具として最高のパフォーマンスを生み出しています。
さらにブーツメイドにステッチダウンされたサンダルはタフでオールソールが容易である。 また、足馴染みが良くエイジングが楽しみなレザーは最良の履き心地を与えます。
レザーフットベッドには独自のエンボス加工が施されているため、不快なムレやベタ付きも軽減されます。
末永く履き込むことができる唯一無二なレザーサンダル。
もっと早く出会っていたかった…。
そんなサンダルです。