ヴィンテージのディティールを踏襲したスペシャルデニム
Tu es mon Tresor(トゥ エ モン トレゾア)は2010年にスタートしたドメスティックブランド。
現代に生きる女性たちと彼女たちの身に着けるワードローブからインスピレーションを得ている。
日常で着飾るシーンではなく、ベッドルームでのパーソナルな空間をファッションの世界に落とし込んでいる。
ヴィンテージデニムと踏襲した、いわゆる本物志向のデニムパンツはメンズライクなものが多い。
そして、そんなメンズブランドのデニムパンツが大好き。
でも、実際に履こうとすると上手くいかない。
例えばウエストのくびれに、丸みのあるヒップ。
女性と男性の身体のつくりは全く違う。
だから、メンズのデニムパンツを履くと身体にフィットせず、シルエットが不自然になってしまう。
一方、レディースブランドのデニムパンツは女性の身体にフィットするものの、ファッション性を重視したライトな作りのものが多い。
そんなデニム好きの女性の要望を一気に叶えてくれるのが、このTu es mon Tresorだ。
ベースとなっているのは、ヴィンテージデニムの美学。
それを多様な女性の体型にフィットするよう、モダンなシルエットで再構築している。
それも、個性的でキャッチーな味付けをピリリと効かせて。
それは女性のための本気デニム。
デニムラバーであればあるほど、その魅力にハッとするはず。
Tu es mon Tresorのデニムパンツのモデル名は全て鉱石。
それぞれの鉱石の色を表現したボタンホールが、たまらない。
このThe Diamond Jean(ダイヤモンド ジーン)は、ブランドをリローンチする前からの初期モデル。
本格的な501のディテールがデニムに踏襲されている。
生地は40年代のヴィンテージ織機で織られたハンドピックのジンバブエコットンを使用。
生地の厚さは13.5オンスでやや厚めですが、ジンバブエコットン特有の柔らかく、
フワッとした風合いが物凄く履きやすい。
まさしく女性のために作られたデニムである。
当時の製法にかなり忠実な手法でTu es mon Tresorのデニムで唯一の赤耳デニム。
全体的にオールド感があり、スリやヒゲ等の細かな加工は職人の手が入ったスペシャル級!
ヴィンテージのボーイフレンド・ジーンズのようなハイウエストで、ヒップは丸く程よくフィット。
反対に、それ以外はゆったりとリラックスした履き心地。
特に秀逸なのが太ももから裾までのシルエット。
タイトな訳ではないのに、自然と脚のラインを整えてくれるイメージ。
ただカバーするだけでなく、ヒップから太ももにかけたのラインを美しく仕上げてくれる。
さらに、腰のシンチバックで調整が可能。
ベルトをしなくても、ちょうど良いフィット感を楽しめる。
そして、ブランドロゴが刻印されたゴールドのフロントボタンとホワイトのボタンホールステッチ。
短めのトップスを合わせたときやタックインした時にチラリと見え、最高にキャッチー!
まるで宝石の様に女性を輝かせるTu es mon Tresorのデニムパンツ。
本格的な作りでありながら、その上品で洗練された仕上がりはデニムの概念を変えてしまいそう。