空調服をファッションへと昇華
"Most suitable tool for body."
"Design is a means to an end, not the end itself."
Clothes are not only a costume but also a tool as a daily wear.
Design for tool, Tool for purpose.
Purpose turns to style, and then style should be a fashion
「身体に最も近い道具」「デザインは目的ではなく手段」
日常着である以上、服は衣装ではなく道具である。
道具の為にデザインがあり、目的の為に道具が存在する。
目的がスタイルになり、スタイルがファッションであるべきである。
そんなコンセプトを掲げるmeanswhileから、空調服とのコラボシェルが登場。
空調服といえば工事現場や工場など猛暑のなか働いてくれている方たちのためのアイテムのイメージ。
ただ最近の猛暑続きの気候を考えると、僕たちにも必要な機能になってきている。
そこでこの機能を様々なシーンで応用できないかと考え、暑い中でも長袖を着なくてはいけないシチュエーションを想定した時に、
雨から身を守るためのレインウェアを連想し、完成したのがこの空調機能付きシェルなのだ。
ただ、ファン部分から外気を吸い込む機能は雨との相性が悪い。
市場でもレインウェアと空調服の機能を両立させている製品はあまり見かけない。
ファンに雨避けカバーを付けるだけでも機能としては成り立つが、取って付けた様なディテールは日常には馴染まない。
そこでそんな問題をデザインの力で解消したのが独自で開発したファンカバー。
背面に内蔵されているナイロンテープを引くことによりカバー部分がたくし上がりファンが露出する仕様に。
さらにカバー下のベルクロを調整することにより、カバー部分が湾曲し傘のような状態になる。
これにより電動ファンの性能を最大限に高めることが可能。
もちろんカバーを下した状態ではファン部分が隠れるため、ファンを外して通常のシェルとしても使用可能。
さらにおもしろいのが、フロントの左右にあるジッパー。
フードの裏を通るようにジッパーが繋がっており、外すと袖部分が外れベストとしても使えるのだ。
雨が降ってない暑い日はこのベストがBEST。
表地はマイクロリップストップナイロンを使用した3レイヤーの完全防水素材。
裏地の縫製部分はシームテープ加工済み。
シェル特有の少し硬くゴワつく感じはほとんどなく、非常に軽量。
これさえあれば夏の暑い日の雨も楽しくなりそう。