もうレッドウィング=アメカジとは言わせない!
クラシックモックの新作はモダンなオールブラック
90年代、多くの若者にとって憧れのブーツだったRED WING(レッドウィング)。
僕はそのブームの真っ只中に生まれました。
レッドウィングを初めて手にしたのはそれから20年近く経った大学生の頃。
リーバイスのヴィンテージデニムにレッドウィングのブーツを合わせるという直撃世代なら誰もがやっていたスタイルで目新しさは特にない。
でも、ファッション初心者の自分にとっては新鮮で衝撃的だったのです。
とにかくカッコよくて一刻も早く自分も履きたいと思い、頑張って貯めたバイト代でアイリッシュセッターブーツを買った思い出があります。
その時の高揚感はおそらくずっと忘れないと思います。
レッドウィングの永遠の定番、かつ究極のスタンダードである6インチクラシックモック。
僕も最初に手にしたのは、やはりこのモデルでした。
現在ではレザーやカラーのバリエーションも豊富に展開されている同モデル。
ここに新たなモデル♯8074が仲間入りしました!
使用しているレザーはアイアンレンジャーの♯8084でもお馴染みの「ブラック・ハーネス」。
レザー本来の肌目を活かしたブラックのオイルドレザーは油分がしっかりと染み込んでいるため、日常的なお手入れはブラッシング程度でOK。
頻繁にオイルケアをする必要はなく、ブーツ初心者でも安心のレザーです。
本モデル最大の特徴がレザーに合わせてソールやステッチ、ハトメに至るまで全てブラックで統一されたオールブラック仕様!!
メンズで似たようなものでは、♯8849のブラックプレーリーや6インチスーパーソールなどはあるけど、ソールやステッチにホワイトがあることでどこかカジュアル要素が抜けきらない印象を持っていました。
そんな中、このオールブラックはワークブーツ然としながらも、上品でなんだか大人の佇まい。
カジュアルスタイルに合わせても不思議とアメカジ感が出過ぎない。
デニムとの王道スタイルもどこか新鮮に映ることでしょう。
また、少しドレスライクに合わせたり、ハズしのアイテムとして合わせたりしても違和感がなくて自然。
こんなクラシックモックは今までになかった!!
アウトソールはもちろん、どんな場所でも歩きやすく、長時間履いても疲れにくいトラクショントレッドソール。
木型(ラスト)は23番。
皆から愛され続けているキング・オブ・ワークブーツ♯875のディティールそのままです。
レッドウィング=アメカジと定義づけるのはもう時代遅れかもしれません。
モダンでスタイルに左右されないニュートラルなワークブーツはまたひとつ、レッドウィングの新たな歴史を創る一足となりそうです。