パリジェンヌ好みのタフさって、多分こういうこと
原宿の小さなマンションで誕生したLENO(リノ)。
LENOのものづくりはビンテージを元に製造時の歴史や背景を紐解くところから始まります。
生産の過程や素材の風合い、なぜそのようなデザインになったのかまで深く掘り下げている。
ビンテージを元にしているブランドは、メンズブランドが多くレディースらしいデザインは意外と少なかったりする。
LENOの場合は、ビンテージのアイディアソースをそのまま表現しているかというと、少し違う。
一度、紐解いてからLENOというフィルターを通して再構築されている。
そしてそのフィルターが完全に女子目線なのが新しい!
ビンテージがベースでありながら女性らしい柔らかな雰囲気を醸し出している。
だから、LENOのアイテムは現代女性にもよく似合い、トレンドに左右されないんだと思います。
ビンテージ好きもファッション好きも夢中にさせるLENO。
そんなLENOの定番人気アイテムと言えば、デニムパンツ。
中でもこの"CHARLOTTE"はタイトでテーパードの効いた1本。
その名の通り、イメージしたのはパリジェンヌのデニムスタイル。
手にした時に感じるのは、圧倒的な女性らしさ。
シンプルなデニムパンツでありながらこの仕上がりはLENOだからこそ。
使用している生地は、貴重な旧志位織機(シャトル織機)で織られたLENOオリジナルのセルビッチデニム。
セルビッチデニムと言えばビンテージデニムでよくみられる赤耳(セルビッチ)がついたデニム地のこと。
この赤耳がついたものは、大量生産のそれと比べて出来上がりの生地幅が狭いから、とにかく手間がかかるもの。
しかも、単にセルビッチというだけでなく、なんとその厚さが13.5oz。
レディースのパンツに使用されるデニム地は薄いものが多い中、これは違う。
13.5ozと言えば、デニムにうるさい男性も納得するほど、きちんと肉感があってタフ。
これだけ生地にもこだわっていれば、当然ゴツめのデニムに仕上がるもの。
でも、さすがはLENO。
実際に手にすると、確かに肉感はあるのにかなり柔らかくてソフトな質感なんです。
製品洗いをかけているというのもあるけれど、実はこれ、生地の織り方を調整したからなんだとか。
だから、こんなにガチな生地を使用していながら、仕上がりがこんなに女性らしいのか!と思わず納得。
もちろん、生地だけでなく抜き打ちリベットや隠しリベット、各所のチェーンステッチやレザーパッチなど、本格派なのは生地だけではありません。
単に「女性らしい」のではなく、「硬派な男性も満足するのに、女性らしい雰囲気」なのがスゴイんです。
シルエットは股上が深めで、ウエストがスッキリと細い。
パリジェンヌがヘビロテしている様な、足首にむかってテーパードが入ったタイトなスリムジーンズ。
コーディネートの目玉としてではなく、土台として色々なコーデを楽しめる極上デニムパンツです。
さらに、05,06サイズをMOONLOID別注として作ってもらいました。
CHARLOTTEはLENOの中でもかなり細いモデル。
もう少し大きいサイズがあれば・・・という声に快く答えてくれました。
ただ、オススメしたいのは既存のサイズが窮屈だった方だけではありません。
とにかく完成度が高いパンツなので、色々なシルエットで楽しみたい方にもオススメ。
テーパードの入り方が絶妙なので、余裕のあるサイズ感でもかなりキレイなシルエットに仕上がります。
デニム地のビッグトラッカージャケット"BRENDA(ブレンダ)"と合わせればセットアップの完成。
実は、このBRENDAのブラックデニム地もMOONLOIDのために特別に作ってもらった別注品です。