ジャパンブランドとしての叡智が結集された新たなフラッグシップモデル
NANGAの代表作であるAURORA TEX DOWN JACKETのアップグレードモデルとして2023AWシーズンより新たに誕生したIBUKI(イブキ)。
NANGAの拠点、滋賀県の最高峰である日本百名山の”伊吹山”の名前を冠した特別仕様である。
表地はもちろん防水・透湿性を兼ね備えたAURORA-TEX (オーロラテックス)。
耐水性20000mmは普段使いであれば、まず問題ないスペック。
雨に濡れても大雪に降られても表地からの水分の侵入をシャットアウトしてくれる。
透湿性は6000g/m2/24hrsを確保しているので、ジャケット内部の湿気を外に逃してくれて蒸れにくい。
長時間の着用でも不快さを感じず、快適性が担保されている。
また、フロントに使用されている止水ジップは防水性も底上げしてくれるし、冷気の侵入も防いでくれるスグレモノ。
使用した羽毛はスペイン産ダックダウン 90-10% (760FP)。
充填量は150g。
ここまでは通常モデルと同スペック。
IBUKIの優れているところは、より保温性が発揮されるようにダウンパックの配置やパターンに工夫が凝らされている点にある。
パターン上、どうしても身体との間に隙間ができやすかった脇下部分にダウンパックを配置することで隙間を減らし、フィッティングを向上。
しっかりと身体に沿ったパターンを構築したお陰で同スペックでも保温力の差は歴然。
長年にわたりシュラフや羽毛製品を研究し尽くしてきたNANGAにしかできない芸当だ。
フロントのハンドウォーマーポケットはリュックを背負った時にも手を入れやすい配置、かつ大きめサイズなのが嬉しい。
さらに内ポケットも付いていて収納力も申し分なし。
顔を覗かせるジャパンメイドの証であるタグにテンションもアガる。
ゆとりを感じさせるサイジングながらも、通常モデルと比較するとすっきりスマートなシルエット。
着る人を選ばず、気軽に日常のスタイルに取り入れることができる。
ダウンメーカーとしてのこだわりがいかんなく発揮された一着を冬の相棒として迎え入れてみてはいかがだろうか。