嬉しき誤算
WILD THINGS(ワイルドシングス)は、アメリカを代表する登山家、ジョン・ポーチャードとマリー・ムニエにより
1981年にアメリカはマサチューセッツ州のノースコンウェイにて設立。
数々の過酷な登山経験を活かし、"軽くてタフでなければならない"というコンセプトのもと、クオリティの高い製品づくりを行っている。
特に、新素材の採用には積極的で、その優れた機能性により多くのプロ登山家の支持を集めている。
その信頼は厚く、アメリカ陸軍や海軍にも継続的に採用されているほど。
機能面ではこれほど確立されているのに、デザイン面ではサッパリしていて、アウトドアっぽくないのがまた魅力的。
まさに、街使いに持ってこいのブランドです。
そんなワイルドシングスから登場したサプレックスオーバーコートは、登場時から大注目のアイテム。
某ブランドとワイルドシングスがコラボし即完売したモデルと同じような雰囲気を醸し出している。
アウトドアにも対応できるファブリックを使用していながら、デザインはキャッチー。
展示会で目にしたとき、思わず「これは!!」となったのがコレでした。
とにかく、素敵!
そう、一目ぼれというやつです。
既存のカラバリももちろん素敵だったのですが、ムーンロイドとしては配色デザインを楽しみながらどんなコーデにも馴染む超定番カラーが欲しい。
そこで特別に作ってもらったのがCHARCOAL。
チャコール(濃いグレー)とブラックの配色カラーです。
これがもう最高!
実はワイルドシングスの担当者さんも「自分用にチャコールが欲しいなー!」とおっしゃっていました。
別注を依頼した私たちからすると、これってとっても嬉しいんです!
いつもカラーを決めるときにはスワッチと呼ばれる小さな生地片で色味を確認します。
だから、サンプルが出来上がってきたときにはイメージが少し違う・・・なんてこともあります。
でも、これは違う。
想像以上のものが完成したと思っています。
さらに、もともとレディースのS,Mサイズの展開だったところに、男性も着用できるようにL,XLサイズを作ってもらいました。
ただ、ユニセックスなデザインなので性別を気にせず一番お気に入りのサイズ感で着ていただけたら嬉しいです。
使用した生地は、もちろんSUPPLEX NYLON(サプレックスナイロン)!
このDUPONT(デュポン)社が開発した高機能ナイロンは、その柔らかな質感や風合いはまるでコットン。
でも、ナイロンだからとっても軽くてコンパクトにまとまり、丈夫。
持ち運びもしやすい。
しかも、防風性がありシワにもなりにくい。
撥水性もあるから、多少の雨や風、雪なんかも弾いてくれます。
ついでに、UPF値40で97.5%の紫外線も遮断してくれる超機能素材。
ウエストはコードで絞ることができるのだけど、このコードがまたイイ!
背中から長く垂れていて何とも今っぽい。
フロントのフラップポケットは、風や雨などの侵入は防いでくれるのに柔らかくアクセスしやすい。
寒い時期にはハンドウォーマーとしても大活躍。
丈は長めで、余裕のあるゆったりとしたサイズ感。
裏地にはメッシュ素材を採用し、ふんわり空気を含むから寒い季節には保温性も確保。
暑い季節には半袖など肌の上から着ても表地が張り付くのを軽減してくれます。
フードは襟に収納できるから、多少なら急な雨でも対応できる。
脇のベンチレーションは、内部の不快な湿気を逃がしてくれるから蒸れにくい。
デザイン重視かと思いきや、生地だけでなくディテールにも工夫がギッシリ!
春や秋にはメインのアウターとして。
身幅に余裕があるサイズ感だから、冬はインナーにニットやダウンウェアを追加しての着回せば、真夏以外の3シーズンに対応している何とも着回し力の高い1着です!