防寒性とファッション性を両立した、最強の系譜を継ぐダウンベスト
2024年シーズンの新作、最強ダウンジャケットtype4。
ダウンベストを最強ダウンシリーズで作りたいという構想は以前からありました。
しかし、最強という名を冠するからこそ、一切妥協のない物を作りたかった!
そんな思いから唯一無二のダウンベストが2024年ようやく完成しました!
最強系のダウンジャケットに比べて着丈を短めに設計し、また身幅と袖口も広めにとっているので、厚手のスウェットやニット、ジャケットやアウターの上からでもレイヤード出来ます。
また、同じスタンドカラータイプの最強ダウンジャケットtype3よりも少しネックの高さを低く設定したことで、フード付きのパーカーなどの上からでも、よりレイヤードしやすくしました。
一般的には600FP以上が高級な羽毛と言われている中、使用している羽毛はなんと940FP。
この940FPの羽毛は老舗シュラフメーカーであるNANGAの数あるシュラフやダウンウェアの中でも一切使用されていません。
NANGA WHITE LABELのダウンのみにしか使用されない今現在考えうる最高の羽毛なのです。
しかも、ただ940FPという訳ではありません。ハンガリー産のシルバーグースダウンに超撥水加工を施しているのです。
超撥水加工を施したダウンはUDD(ウルトラドライダウン)と呼ばれる特別なもの。
水に濡れると嵩が減り、せっかくの保温効果が減少してしまうというダウンの唯一ともいえる弱点を克服した超機能ダウンです。
羽毛の充填量は175g。
巷に溢れているダウンベストの充填量は多くても100g前後の物が多い中、質の高い羽毛を使いながらこの充填量は他に類を見ません。
最強ダウンジャケットtype1、type2、type3に負けず劣らずの防寒力も兼ね備えており、
まさに最強ダウンジャケットtype4と呼ぶに相応しいのです。
さらに、NANGAでは定番の防水透湿素材「オーロラテックス」の中でも最新の「オーロラテックスライト ストレッチ」を採用。
オーロラテックスよりも高い防水・透湿性を持ちながら、その薄さが半分以下の20D。
加えてトリプルリップストップ構造で引き裂き強度もアップ。生地がストレッチするのでとにかく動きやすく、軽く、柔らかいから羽毛に直接包まれている様な極上の着心地に。
今、僕たちが考えうる最高の羽毛に最高の生地。
この組み合わせが生み出す心地よさに、僕たち自身も驚かされました。
裏地には20デニールのDWR(耐久性撥水)加工を施したリサイクルナイロンと30デニールの静電気防止素材をミックスした生地を使用しています。
裏地なのにわざわざDWR加工を施しているのは、汚れを付きにくく、また付いた場合もふき取りやすくするため。
薄手のナイロンを使用しているのは、身体から放出された熱を素早くダウンウェアに取り込むため。
昨年までは静電気防止素材が使用されていたのは腰のメッシュポケット部分のみでしたが、今回のアップデートにより、さらに静電気が起きにくくなっています。
空気が乾燥したり、ウール素材のものを着たりする秋冬の時期はどうしても静電気に悩まされがちですが、これなら安心・快適です。
細かいけれど肩のパターン(設計)にも大きな秘密が。
製品の構造上どうしても肩の頂点で生地をつなぎ合わせる必要があります。
でもその肩はダウンジャケットを着ているときに最も雨や雪の影響を受け、リュックやショルダーバッグを背負ったときに最もストレスがかかるところ。
もし肩の頂点につなぎ目が無く、羽毛による空気層を作ることができたら、より暖かく快適な着心地が生まれるのではないだろうか。
もちろん、ただつなぎ目を無くすだけではダメ。
よりスムーズな動きと快適な着心地、美しいシルエットを保っていなければ意味がありません。
何度も何度もサンプルを作りはパターン修正を繰り返すこと2年…。ついに門外不出の独自のシームレスパターンが完成したのです。
これまでダウンジャケットの買い替えの理由で多かったのが、襟の汚れによるもの。
Yシャツなんかと同じで、肌が直接触れやすい襟は、どうしても変色しやすい。
そこで、襟の裏に汚れがついても拭き取りやすいようブロックフリースを採用。
保温性を確保しながらもフリース部分の凹凸によって、肌への当たりを面ではなく、点で受ける形になるため、皮脂汚れも付きにくく、ムレ感も軽減できます。
日常的なケアも容易なので、末長くあなたの冬の相棒として活躍してくれます。
ちなみに襟にもダウンをたっぷり充填しているので、首回りの隙間を塞いで冷たい空気の侵入を防いでくれるので、マフラーやネックウォーマー要らずです。
内ポケットとシークレットポケットを除き、ジッパーは全て止水ジップ。
ジッパーから水が浸入することもありません。
さらに、フロントなどに使われているのはビスロン型の止水ジップ。
通常の止水ジップに比べ止水性が高いのに、柔らかく開け閉めしやすいジッパーです。
ポケットはシークレットポケットに加えジッパー付で貴重品の収納に最適な内ポケット(左右2カ所)、帯電防止機能付きのメッシュ内ポケット左右(2カ所)。
そして左右のフロントポケット内部にブロックフリース素材を使用しているのでハンドウォーマーポケットとして使えます。これがなんとも暖かい。
ポケット部分にもダウンがしっかりと詰まっているため、かじかんだ手を暖めてくれます。
手袋を携帯するのは面倒だけど、寒いのは嫌!という方にもってこいの仕様です。
そして、見えないワクワクが詰まった胸のシークレットポケットはステッチに合わせて配置しているから、デザインにも一切干渉していません。
サイズ感はスマホを入れることを第一に考えた大きめサイズ。
フラップなどの蓋をただ追加するのではなく、もともとのダウンのふくらみを利用することでジッパーを塞ぎ、水の侵入を防ぐシンプル設計。
ポケット外側にもダウンが封入されているから、寒い季節でもスマホの電池が減りにくくなるよう設計。
ダウンの充填量が多い最強ダウンジャケットだからこそできたディティールです。
そして、もう1つのこだわりがすっきりとシンプルな見た目を保つために、機能をそのまま保ちながら見た目に響かない様に裾のコードストッパーは生地の中に埋め込み、コードエンドはポケットの中に配置しているので簡単に裾を絞ったり操作出来ます。
2024年シーズンのカラーコンセプトは『北海道の美しい風景』。
僕たちが北海道という広大な土地で生活する中で美しいと感じた景色や瞬間を色にしました。
自然界に同じ色は存在しません。
太陽の光の下、グレー色の雲に覆われた夕暮れの下、その日、その場所の環境において表情を変える森羅万象の色を表現しました。
それは北海道に暮らす僕たちにしか表現出来ない、暮らしにまみれた色なのです。
自然界に単一の色が存在しないことから、環境下で表情を変える何色とも表現しがたい色を作るため、オリジナルレシピの生地を一から作り上げました。
僕たちが長年どうしても作りたく、そして何よりも着たかった最強ダウンの系譜を継ぐダウンベスト。
ついに自信作が完成しました。