「品質・価格・機能・デザイン」究極のシンプルで羽毛を楽しむ
NANGA WHITE LABELにとって、ダウンパーカは最強ダウンジャケットと同じくらい人気のモデル。
最強ダウンジャケットがヘビー級なら、このダウンパーカはライト級。
日本で一番着られていると言われているボリューム感です。
そんなボリューム感だからこそ、ダウンパーカのようなウェアは当然作られている数も多い。
それをあえてNANGA WHITE LABELで表現したのは、このボリューム感のダウンウェアは"ちょうどいい"ものが少なかったからです。
一般的には600FP以上が高級な羽毛と言われている中、使用している羽毛はなんと940FP。
この940FPの羽毛は老舗シュラフメーカーであるNANGAの数あるシュラフやダウンウェアの中でも一切使用されていません。
NANGA WHITE LABELのダウンのみにしか使用されない今現在考えうる最高の羽毛なのです。
しかも、ただ940FPという訳ではありません。ハンガリー産のシルバーグースダウンに超撥水加工を施しているのです。
それをなんと贅沢に125gも充填しています。
125gという充填量もブランドによっては、真冬用のアウターに採用されるほどの量。
それも、940FPを誇るダウンを使っているのだから、なおのこと。
パターン(型紙)の取り方や表地に限りなく薄い生地を使用することで見た目のボリュームを抑えていますが、防寒力は意外と高いんです。
それでも、北海道から発信するNANGA WHITE LABELだからこそ、
あえてこのボリューム感をライトアウターと位置づけています。
それは、このくらいのボリューム感がさらりと羽織ることができる限界値だと考えているからです。
超撥水加工を施したダウンはUDD(ウルトラドライダウン)と呼ばれる特別なもの。
水に濡れると嵩が減り、せっかくの保温効果が減少してしまうというダウンの唯一ともいえる弱点を克服した超機能ダウンです。
さらに、ナンガでは定番の防水透湿素材「オーロラテックス」の中でも最新の「オーロラテックスライト ストレッチ」を採用。
オーロラテックスよりも高い防水・透湿性を持ちながら、その薄さが半分以下の20D。
加えてトリプルリップストップ構造で引き裂き強度もアップ。
とにかく軽く、柔らかいから羽毛に直接包まれている様な着心地に。
しかも、ストレッチ性まで加わって動きやすさも格段にアップ。
質感もマットで高級感たっぷりなものに仕上がりました。
今、僕たちが考えうる最高の羽毛に最高の生地。
この組み合わせが生み出す心地よさに、僕たち自身も驚かされました。
裏地には20デニールのDWR(耐久性撥水)加工を施したリサイクルナイロンと30デニールの静電気防止素材をミックスした生地を使用しています。
裏地なのにわざわざDWR加工を施しているのは、汚れを付きにくく、また付いた場合もふき取りやすくするため。
薄手のナイロンを使用しているのは、身体から放出された熱を素早くダウンウェアに取り込むため。
昨年までは静電気防止素材が使用されていたのは腰のメッシュポケット部分のみでしたが、今回のアップデートにより、さらに静電気が起きにくくなっています。
空気が乾燥したり、ウール素材のものを着たりする秋冬の時期はどうしても静電気に悩まされがちですが、これなら安心・快適です。
細かいけれど肩のパターン(設計)にも大きな秘密が。
製品の構造上どうしても肩の頂点で生地をつなぎ合わせる必要があります。
でもその肩はダウンジャケットを着ているときに最も雨や雪の影響を受け、リュックやショルダーバッグを背負ったときに最もストレスがかかるところ。
もし肩の頂点につなぎ目が無く、羽毛による空気層を作ることができたら、より暖かく快適な着心地が生まれるのではないだろうか。
もちろん、ただつなぎ目を無くすだけではダメ。
よりスムーズな動きと快適な着心地、美しいシルエットを保っていなければ意味がありません。
何度も何度もサンプルを作りはパターン修正を繰り返すこと2年…。
ついに門外不出の独自のシームレスパターンが完成したのです。
内ポケットを除き、ジッパーは全て止水ジップ。
ジッパーから水が浸入することもありません。
さらに、フロントなどに使われているのはビスロン型の止水ジップ。
通常の止水ジップに比べ止水性が高いのに、柔らかく開け閉めしやすい最新型のジッパーです。
そして、もう1つのこだわりがすっきりとシンプルな見た目を保つために、機能をそのまま保ちながら見た目に響かない様にしていること。
裾のコードのストッパーは生地の中に埋め込み、コードエンドはポケットの中に配置しています。
ポケットはジッパー付で貴重品の収納に最適な内ポケット(左右2カ所)、帯電防止機能付きのメッシュ内ポケット左右(2カ所)。
そして左右のフロントポケット内部にブロックフリース素材を使用しているのでハンドウォーマーポケットとして使えます。これがなんとも暖かい。
ポケット部分にもダウンがしっかりと詰まっているため、かじかんだ手を暖めてくれます。
手袋を携帯するのは面倒だけど、寒いのは嫌!という方にもってこいの仕様です。
また、2024年モデルからは胸ポケット外側に中綿シートを配置し、内部に入れた物をよりしっかりと冷気から守ります。
たいていのスマホは入る大きさなので、入れておけば寒さによるバッテリーの急激な減りも抑えられます。
他にも、肌が直接触れる首回りの汚れをふき取りやすく、また触れた時に冷たさを感じにくいよう、フロントポケット同様にブロックフリースで覆っていたり、
ジッパーのスライダーのパーツ全てをマットなブラックに塗装していたりと
細かすぎて分かりにくいかもしれませんが、こだわりを全て詰め込みました。
2024年シーズンのカラーコンセプトは『北海道の美しい風景』。
僕たちが北海道という広大な土地で生活する中で美しいと感じた景色や瞬間を色にしました。
自然界に同じ色は存在しません。
太陽の光の下、グレー色の雲に覆われた夕暮れの下、その日、その場所の環境において表情を変える森羅万象の色を表現しました。
それは北海道に暮らす僕たちにしか表現出来ない、暮らしにまみれた色なのです。
自然界に単一の色が存在しないことから、環境下で表情を変える何色とも表現しがたい色を作るため、オリジナルレシピの生地を一から作り上げました。
このダウンパーカには、一目で分かる特徴的なデザインも奇抜な機能もありません。
ただ、街着としてさらりと羽織ることができるよう、その時に必要な機能やデザインだけを詰め込みました。
これこそがどうしても作りたかったダウンパーカそのものです。