洗濯の常識を覆す革新的なランドリーネット参上
茂木貴史氏、茂木康之氏、今井良氏の3名で結成された洗濯ブラザーズ。
横浜でクリーニング店LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)を経営している彼らは洗濯のプロフェッショナル。
シルク・ドゥ・ソレイユ、クレイジーケンバンドなど国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行っている。
洗濯ブラザーズといえば、家庭での洗濯に強いこだわりと探究心を持っており、中でも定番家庭用洗剤の「Laundry Detergent」は当店でも人気商品のひとつである。
そして今回登場するのは洗濯の常識を変えてしまうランドリーネット「Laundry Net 360°」
このネットは”愛着ある服に触れるたびに、いつまでも幸せや喜びを感じられるように”という思いから考えだされたアイテムであり、機能・素材・デザインの全てにこだわりにこだわった結果、なんと開発までに3年以上も費やしたという珠玉のアイテムだ。
今回のアイテム作成にあたっての課題は洗濯によって洋服が摩擦で損傷することを防ぐこと。
これまでカシミア等の上質で取り扱いに気を遣う素材が使用されたアイテムのメンテナンスは基本的にクリーニングが推奨されており、家庭での洗濯は衣類同士や洗濯槽にあたることで起こる摩擦によって、生地の劣化・毛玉・型崩れを招く可能性があるため、家庭で洗濯する場合はあくまで自己責任という認識であったように思う。
そうした扱いが難しい洋服であっても、このネットがあれば家庭で気軽にケアができて、末長く大切に愛用していくことが可能になる。
じゃあ何をもって洗濯ブラザーズはそれを実現したかというと、ネットに使われているその素材と無数にランダムに空けられている穴。
まず、このネットに使われている素材は”クロロプレーン素材”
どっかでこんな生地見たことあるよなあと思っていたけど、そう、これはサーフィンのウェットスーツなどで使われている一見耐久性のありそうなごわっとした見た目ながらもソフトで柔軟性に富んだ質感が特徴的な生地。
自分たちもサーファーである、洗濯ブラザーズならではな素材だ。
そして、生地に空けられている穴は”ハニカム構造”という水の循環とバッグの耐久性に優れたネット穴の構造として彼らが独自開発し、なんと特許まで取得してしまったもの(特許公開番号:2020-168364)。
こうして出来上がった洗濯ネットは衣類同士の摩擦による劣化や毛玉の防止、型崩れの発生を最小限に抑えることを実現。
カシミアやシルクなどのデリケート素材、フリンジ付きのストール、ボタン、ジッパーなどといった今まで洗濯機では洗うことが難しいとされてきた、多様な生地へのお手入れが簡単にできてしまうのだ。
すごすぎる、洗濯ブラザーズ。
サイズはSサイズとLサイズの2種類。
Sサイズはピラミッド型となっており、縦についたアイコニックな印象の開閉式のジッパーが取り付けられている。
靴下や下着等を入れるのにちょうど良いサイズ感。
一方、Lサイズはトート型となっており、こちらはニットやジャケット類等の大きなものを入れるのに適したサイズ。
Sサイズのように開閉はジップ式ではなく、巾着袋のように丸紐を引っ張るだけでOKというラクラク仕様。
通常の洗濯ネットだと使い込んでいくうちにジッパー部分が開きやすくなってしまい、洗濯途中に衣類がネットから出てしまうということがあるが、それが起こらない仕様となっている。
洗濯ネットは今まで消耗品と思ってきたけれど、もはやこれにおいては消耗品の類ではなく、数年単位で洋服と共に長く愛用できるアイテムであろう。
また、シンプルで洗練されたデザインなので、洗濯ネットだけの使用用途に留まらず、ハンドバッグやトートバッグとしてシティユースするのもおすすめ。
なお、こちらの商品は日本の海岸環境の保護を目的とし、国際的な規模で活動しているNGOサーフライダーファウンデーションと連携し、売上の一部を寄附することとなっている。
愛着のある洋服を使い続けられるようにというだけでなく、そこにおける環境への影響をも考慮された、サスティナブルな逸品。
さあ、洗濯革命の幕開けだ。