キング・オブ・ワークブーツの短靴タイプ
1905年、アメリカはミネソタ州で創業したRED WING(レッドウィング)。
すでに靴づくりのスペシャリストであったチャールズ・ベックマンと14人の仲間によって設立されたレッドウィング。
と、普通ならブランドの創業から特徴までを紹介するのがいつもの流れ。
だけど、レッドウィングに限ってはそれ不要。
90年代にとんでもないムーブメントを巻き起こし、男性を中心に制服状態だったレッドウィング。
わざわざ説明する必要がないくらい定番中の定番だ。
こちらは1954年に発売された#875(6インチ丈クラシックモック)と同時に発売された#895からインスピレーションを得たオックスフォードタイプのクラシックモック。
#875と同じくこだわりのアメリカ製、一生履ける靴としてソールの張替えができるグッドイヤーウェルト製法。
どんな場所でも歩きやすく、長時間履いても疲れにくいトラクショントレッドソール。
木型(ラスト)は23番。
皆から愛され続けているキング・オブ・ワークブーツの短靴タイプだ。
この#8090で使用したレザーはブラック・プレーリーという茶芯のブラックレザー。
RED WINGにはもう一つブラック・クロンダイクという茶芯レザーがあるのだが、ブラック・プレーリーはブラック・クロンダイクよりオイルを多く含み、塗膜が薄くその分しなやかで柔らかいのが特徴だ。
フルグレインレザーなので自然な膚目で、耐久性にも優れている。
また塗膜が薄い分、履いていくと比較的早い段階でブラウンの芯地が見え始める。
茶芯レザーの醍醐味である経変変化を早い段階から楽しめるのだ。
足首丈のオックスフォードは何と言っても脱ぎ履きがしやすい。
さらにハイトが低い分非常に軽量で、より疲れにくく足取りも軽やかになる。
ソックスと合わせたコーディネートもしやすく、楽しみの幅が広がります。
そんなレッドウィングファンが喜ぶ一足。
もちろん初めての方にもおススメしたい。