普通に見えて、普通ではない。作りたかったのは見たことのないスウェット。
1人1枚は持っているんじゃないかと思われるほどの定番アイテム、スウェット。
中でも、洗濯しても型崩れしにくいのに、軽くてふわっと柔らかいKepaniのスウェットは、
一度着てしまうと、他のスウェットを自然と着ない様になってしまうほど、心地よい。
私たちもかなりヘビロテで愛用しているこのKepani。
フード付のパーカや、クルースウェットはもともと展開されていたものの、
ヘビロテしたいからこそ、どうしても作りたかったのがこのジップアップスウェット。
Kepaniのスウェット地は、真夏を除いてほぼ1年中着ていたいほどふっくらと気持ちいい。
だけど、パーカタイプだと、インナーとして着たときにフードが邪魔になってごわついてしまうから、冬に着るのは少し難しい。
クルースウェットタイプだと、脱ぎ着するのが大変なので、春や秋にライトアウターとして使うのは、ちょっと面倒くさい。
どうしたものか・・・。
そんな悩みを解決するために企画したのがこのジップアップスウェットなんです。
一見、クルースウェットにジッパーが付いただけのこのモデル、実際に着てみると、とにかく使いやすい!
アウターでも、スウェットでも、中にシャツを着てもいいんです。
内側がふっくらと柔らかく、保温性も高いのに、ニットと違ってチクチクもしないし、洗濯機で気兼ねなく洗える。
コットン100%のシンカー編みだから、毛玉ができにくく、型崩れもしにくい。
とにかく、着心地が良くケアが楽なので、ついつい毎日の様に着てしまうほど!
フロントに使用したのは1940年代以前に使われていた上部にコの字の様な留め具がついているウォルデスのコの字留めジッパー。
何を隠そう、このコの字留めはビンテージ界ではその価値を左右する重要なポイントの1つ。
しかも、ジッパーの秘密はコの字留めだけではありません。
ジッパー本体もシルバーのレールとゴールドのスライダーを組み合わせた特注のもの。
そして、古着のスウェットをリメイクした様な表裏にガゼット(首と首裏のV字のリブ)を配置。
袖と裾のリブを通常のものより少しだけ伸ばし、グレー×ライトグレーの配色デザインに。
一見、シンプルなスウェットなのに見たことない様な個性的なディテールは、飽きが来ないのにおもしろい。
何よりも私たち自身がこんなスウェットが欲しいとずっと思っていたスウェットです。
ぜひ、お楽しみください。